伸びる生地や段差を縫う道具

ズボンのお直しをしていると、三つ折りステッチをするような普段着のものは、ストレッチしないものの方が珍しい感じです。

 

ズボンの三つ折りステッチの場合、三つ折りで三重になる分伸縮がおさえられるのと

30番という太い糸を使うため、引きちぎれることがないため

ふらっとろっくミシンではなく、普通のミシン(といっても、業務用厚物縫いミシンですが、上糸下糸一本ずつという意味で)で縫います。

 

Tシャツの裾、ジャージやハーフパンツ裾などは、伸縮を確保するためにもふらっとろっくミシンです。

 

普通のミシンで伸縮する素材を縫うと、どうしても布がずれてしまう

または、段差を縫うときにミシンが足踏みして、目が細くなったり止まってしまう

 

そんなときには、荷造り紐が活躍しています。

PPバンドです。

ダイソーでも売っているのを見かけました。

あれを、

 

10センチくらい任意の長さに切って

尖っている角をすこし丸く切って

必要なら幅も5ミリとか1センチとか整えて

片側のミシンの押さえと、布の間に挟んで縫う

 

そうすると、段差なんのその、ストレッチ問題なしで、綺麗に縫えます。

最初だけすこし練習がいるかもですが、便利です!

 

シリコンリング押さえでも同じ感じで、手間的には楽かなとも思うのですが

在庫限りとあったので、買う勇気が持てなかったです!

気に入っても使い続けられないかもというのが。

 

ニット生地を引っ張らずに縫うこと

縫い終わってから縫い目が気になるようなら、アイロンで押さえてみる

綺麗に仕上げるコツはそんな感じです。

 

ニット用ミシン糸でも、伸縮具合がメーカーによって違って

有名なレジロンはあんまり伸縮しないらしく

エッフェルが、タイツが縫えるくらい伸縮がいいそうです!

 

布ナプキン

布ナプキンを使っています。

 

生理の時に痒いのが不愉快だったけど、仕方ないものと思っていました。

布ナプキンの存在を知り合いから耳にしたけど、使うイメージが具体的に持てなくて、使い始めるところまでは、踏み出せませんでした。

 

妊娠して、出産後半月はナプキンをつけっぱなし!!にすると聞いて、どれだけかゆい思いをしないといけないのか!?と焦り、布ナプキンを使おう!と決意。

でも、選び方がわからず、必要量もわからず、しかもお高い・・・

ということで、妊婦期間にとりあえず作ってみることにしました。

 

無漂白・無蛍光のネル生地(コットンの表面が0.5ミリくらい起毛している感じの生地)をアマゾンさんで千円くらいで購入。

92×100センチ。

 

実は自分の布ナプキンと同時に、生まれてくる赤ちゃんのオムツライナー(紙おむつが直接肌に触れないように挟む布)も作ろうと思ったのです。赤ちゃんもお股かゆいのでは!!と思って。

なので、まずは赤ちゃんのライナー分をチョキチョチキ。

サイズは、輪オムツ(布おむつの吸収体。反物幅で輪に塗ってある布。オムツっていうのは吸収体のことで、それを体に固定するのはオムツカバー)の四つ折りサイズ。

布オムツセットは、親戚のお下がりをいただいたのです。

 

オムツ分を切り出したら、残りをなんとなく布の無駄がなさそうな30センチ四方くらいの正方形にカット。測ったわけでなく3分1にしただけ。

四角の組み合わせで余り布なし!ヤッホー

 

ライナー用 10×30くらい  12枚

布ナプキン用 30×30くらい 6枚

 

全部の端をジグザグミシンするだけで完成。

わざと赤の糸で縫って、ちょっと可愛いなぁと自己満足。

なんで簡単適当。そして一揃い千円。

一回の生理で、これ全部使って終わりか、ちょっと足りないくらいです。

 

洗剤は、布オムツも布ナプキンアルカリウォッシュを用意。

そして、布オムツも布ナプキンもバケツを用意。

洗ったりの手順も一緒!

 

ですが!!

オムツライナーにと思ったのですが、ネル生地は水分をかけると最初はじくので、赤ちゃんが紙おむつしてても、この布のせいで漏れる結果に!!

全部私の布ナプキンになりましたが、それがとてもよかったのです。

 

ライナーにならなかった布は、三つ折りにしたらちょうど私のライナーや、少ない日用。

 

正方形の布も三つ折りで使うのだけど、中にライナー用のを三つ折りか四つ折りにして、正方形の布でくるんで、使うと、一番多い日でも大丈夫。

心配なら、三つ折り2枚でも3枚でもくるめばいいし

長方形2枚ずらしてカバー範囲を広げることもできるので、寝るときも心配なし。

 

出かけるときに替えがいりそうな時は、多めに重ねていって、トイレに行くたびに、肌に当たる面をたたみ変え。

 

これを使うようになってから、急な生理の時、私は1日目は多くないのでナプキンを買うよりもハンドタオルを買ってあてるようになりました。

 

でも、とにかく長丁場のお出かけで、重ねていっても交換しないと持たないだろうなーってときは、紙、ロリエのエフ(皮膚科の先生オススメ)を使います。

防臭袋とかジップロックとか、見られても持ち運ぶのも、うっかりカバンに入れたままだった!?とかも嫌なのです。(私ならやりかねない)

 

大満足しているはじっこ縫っただけ自家製布ナプキンですか

1つだけ困ることは

 

存在を忘れていてトイレで落とす

です。

 

これほんとやばい。トイレの便器の中に落ちたりもする・・・

ので、ホルダー使えば解決なんですが、わざわざ買うのも作るのも・・・うーん

と思っていたら、最近コツを。

 

装着のときに下着にのせるのではなく、股に挟む。挟んで下着を履く。

私が太もも太いからできるだけで、スリムな人には使えない技かもしれませんが汗

これだとウッカリ無防備に下着をおろしても挟まっててくれたりするのです。

私以外にも使えるわざなのかなどうなのかな・・・

 

娘に生理がきたら、布ナプキンを使わせるとおもいます!

でも、学校とか友達と一緒じゃないと布なんてヤダ!とか、体育とかで薄い紙の方がいい!とか言ったら、そこは家でだけ布でも。

 

何を用意してあげるかというと

一体型は、何層にもなっていて洗濯で中まで綺麗になるのか?不安が残るのとか乾きが遅そうとかあるので選択しないです。

使っていて、たたんだままアルカリウォッシュにつけておくと、中はシミが残ったりします。広げてつけておくだけで特にこすらなくて大丈夫。

シミが残っていると、匂いが出やすいし痒くもなるかもしれない。不衛生ですよね。

 

でもただ股に挟むだけだと落っことすと思うので笑

娘にはホルダーを買うか作ってあげよう!

 

ミシンと道具 目打ちとピンセットと毛抜き

リフォームのお店でバイトをしていて、自分の裁縫箱には入っていないけど、これはいれよう!と思ったもの

 

目打ちとピンセットと毛抜き

 

です。

 

まず目打ちは穴を開ける道具にしか思っていなかったのですが、糸をほどくときにとても便利でした。

 

以前はリッパーを使っていたのですが、目打ちと糸きりハサミになりました。

布を傷つける心配が少ない感じです

 

あとは、まつり縫いやロックミシンをほどくときは特に、糸を傷つけずに引っ張ってたぐり寄せてほどくので、リッパーやハサミだと糸が傷ついて切れてしまう。

 

リッパーを使うときもあって、ジーパンの裾の縫い目を一気にほどくときです。

デニム生地は丈夫なのと、万一穴が開いてもあまり目立たないので。

ちなみに丸い方を差し込んで使います!

私は尖った方を差し込むのだと思ってました!

 

ロックミシンの縫い目が何かに引っかかってつれちゃった時に、目打ちで糸を引っ張ってちまちま調整したりもします

 

ピンセットは、ロックミシンを使うならそばに置いておいたほうがよくて

糸を通すときにあったほうが便利です。

縫うときも、手よりもギリギリまでおさえていられるのが便利です。

 

ほどく作業をするとき、細切れになった糸がたくさん布にくっついて取りきるのが面倒・・・

というとき、毛抜きが一番でした!

粘着テープや、洋服ブラシ、素手と色々比べましたが、幅広目の毛抜きがあればささっとできます!

着物リメイクでほどくときとか活躍です!

 

毛抜きはいらない人はいらないかと。

あと、そんなの当たり前なのかも?

でも私は発見だったのでした!!

 

ミシンの選び方 その6 私の最終的な決め手

 
私が購入したミシンは
JUKI TL-Y10SP 楽天市場新品
BL-68W ヤフオク美品
です。
 

■職業用ミシンについて

まず、使い慣れているお店のミシンがJUKIなので、JUKIの職業用ミシンに絞りました。


TL-25シリーズかTL-30シリーズの新しいシュプールにしようというのは、
ヤフオクでとても安くてよく出ている古い型だと、修理の時にパーツがなくて困ることがあるらしいという情報をネットで見たので決めました。
TL-30SPとTL-30DXはフットコントローラーに、かかと部を踏むと糸きりができる機能が付いていて、25よりもお店の使い慣れたミシンに感覚が近そうでいいなとは思っていたのですが、

糸きり機能が付いていないものより1万5千と2万高くなるのです。

しかも、TL-30SPは、取り扱っていてもネットで大々的に販売してほしくないというメーカーの希望らしくて、いちいち取り扱いがあるか、値段はいくらか聞かないといけない。

悩んでいた時、楽天市場でたまたま発見したのがTL-Y10SPでした。

店頭カタログも見かけたことがなかったので存在を知らなかったのですが、調べてみたら、ユザワヤモデルらしく、アマゾンでも販売していました。

TL-30SPとの違いを調べて、かかと部に糸きり機能が付いていてTL-30SPより安いということが決め手でこちらに決定しました!

楽天で買ったのはポイントバックが数千円と大きいからです。

 

ロックミシンについて

簡単糸通しで、自動糸調子つきのロックミシンにしようと糸取物語にしました。

ふらっとろっくとの複合機も迷いましたが、

複合機もってても専用で使っちゃうとか

二台バラバラに買った方が複合機より安いとか

専用機の方がそれぞれ性能はいいよねとか

そんな情報を目にして検討して、複合機を選択肢から外しました。

そして、使ってみてですが、簡単糸通しが付いていても、やっぱり糸替えは面倒なので、複合機でなくてよかったと思っています。

 

糸取物語で新品でよく出回っているのがBL-65。

新品だとアタッチメントセットに5年保証におまけ特典もついて、税込送料込みで六万円台半ば。

ヤフオクで出回っているのは、色々別なので、その辺りも考慮に入れつつ、BL-65かその上位機種を探していました。

 

私はウェーブ機能に必要は感じていなかったのですが

付属品がバッチリ揃っていて美品

アタッチメントその他プラスアルファも付いている

しかも出品者がミシンに詳しくなくてそういったことがうたわれていないので入札が少ない掘り出し物?!と思えるミシンをヤフオクで見つけてBL-68W だったのでそれにしました。

 

到着してみてみたら、付属品がベビーロックの職業用ミシンエクシムのカバーとかアタッチメントという、落札した以外のミシンのものが混ざっていて、出品者のリサイクルショップの方は本当にわからないまま出品していたんだなと思いました。

ミシンカバー以外はシュプールで使えるのでありがたく。

糸くずもついてなくて、付属品も開けた痕跡がなく、新古品だったのかもです。

動作も快調です。

 

ヤフオクは、ショップ出品だと落札代にさらに、税がかかり、送料も別途なので、常に出している新品のショップ出品は、ヤフオクで買うよりも、ぱっと見少し高く見える楽天出品の方が税送料込み価格なので、ポイント還元を考えなくても実は安かったりします。

 

 

ミシンの選び方 その5 どこで買うのか

機種がある程度絞れてきたところで、次はどこで買うのか?で迷いました。

 

店頭よりはネットがとにかく安い。

ネットだって保証期間は長いし、整備や保証に気合い入ってると謳っているお店もあります。

 

店頭で買う特典といえば

布とかその後の買い物が安くなる特典があったり

講習会が無料や特別料金になったり

顔を見て質問ができたり

ミシンを持ち込んでのアフターフォローが受けられたり

ネットより高い何万か分の魅力が、自分の行動圏内のお店にあるかどうかですよね。それは人それぞれなんだと思います。

 

それから、中古という選択肢。

ヤフオクジモティー、その他のリサイクルミシンという選択。

とくにヤフオクはリサイクルショップも出店しているので、色んな程度の色んなミシンがたくさん出品されています。

ヤフオクは、見ていると、実は新品とそこまで価格差がなかったりして、その上保証がなくてオマケもない、同時購入品の値引きサービスもない、ということもあるし、凄い掘り出し物がある時もあります。

 

私は、ネット販売のお店に、

こういうことがしたくてミシンを探していますが、オススメありますか?

この機種が気になってますが私にあいそうですか?

 

そういったメールを送ってみました。

複数送ってみて、一番対応が素敵だと私が感じたのは、益田ミシン商会さんでした。

こちらとのメールのやりとりで

JUKIシュプールと、ベビーロックの糸取物語に絞りました。

各機種の違い、質問に対する答え、価格、アタッチメントなど、とてもわかりやすく親切に答えてくださって

しかもネットなので勧誘が苦手だとしてもそういった心配がなくマイペースで考えられました。

 

 

 

ミシンの選び方 その4 ロックミシンてどう選ぶ?

ロックミシンは買わなくても、家庭用ミシンがあればいろんなものが作れると思います。

 

ニットだってニット用針と糸があるし

ほつれ止めはジグザグ縫いでできるし

ジグザグが嫌なら袋縫いとか三つ折りで仕上げたっていいんだし。

 

私の場合は、ロックミシンで仕上げた服のサンプルをみせといて、注文品がジグザグミシンじゃだめだろう!というのと、家庭用ミシンでは直線ですら歯が立たない生地だったので、家庭用ミシンで端にジグザグとか無理すぎたんです。

 

ポーチを作って販売している友達は、ロックミシンは憧れるけど私は買ってないけど、なんか1つの境界だよね!と言いました。

私もそんな感じがします。

欲しいな〜はあっても、いざ買うぞ!となるには、洋裁しっかりやるぞという決意があらわれる気がするのです。(ただの偏見っ)

 

ロックミシン買うぞと決めてからまず迷ったのは

3万台で販売しているものと、店頭販売価格は10万はなかなか切らないベビーロックのものと、えっ、3万でいいよね?どうなの?!だめなの?どう違うの?

というところでした。

店頭で聞くと、取り扱ってる機種だけの説明と、それの良さを強調して売ろうとする感じが何軒か回っても釈然としなかったので

ネットショップに問い合わせをしたところ、とても詳しく教えてもらえました。

 

・3万のものでも使えないわけではない。

・ベビーロックの製品はは糸通しの手軽さが とにかくおすすめである

・ベビーロックの製品で、自動糸調子がついているものがおすすめである。

糸調子は、縫い始めの時に生地の厚さや種類で調整するだけでなく、カーブしていて縫いながら布目がバイアスになっていく場合も、踏み込み速度でも実は変わるので、自動がおすすめである

 

こういった説明だったのと、提示された金額が定価の半分以下で、アタッチメントも各種オマケに、保証も5年ということで、自動糸調子が付いているベビーロックのロックミシンにググッと傾いたのでした。

 

仕事場で、ウッカリ糸の抜けたロックミシン糸通しはやっているので、大変なのは知っているけれど別に3万のでもいいかなーという気持ちもありました。

自動糸調子ないけど困ってないし。

でも、3本ロックと4本ロックを切り替えるには、糸かけもやり直しになるんだよ?という情報を耳にして、かなりベビーロックに惹かれました!

家で使うなら切り替えるかもだもの!

 

が!!

私がとても惹かれたのはカッターの刃が、クルッと引っ込めれる機能!!

これが無いと、袖とかズボンの裾とか、輪になってるもののロックした時に、縫始めと縫い終わりが重なるところの難易度が段違い。

縫い始めとの重なりがビロビロ輪が浮くか、一度縫ったところをカットしちゃうか、奇跡的に綺麗にギリギリを攻めれるか、ミリ単位での攻防が繰り広げられるのです。

いつもヒーコラしてるのです。

 

そんなわけで、ベビーロックの自動糸調子つきロックミシンに絞ったのでした。

 

 

 

 

 

 

ミシンの選び方 その3 何をしたいのか?

ミシンを選ぶ時、何をしたいのかで選ぼう、洋服が作りたいのか、小物が作りたいのか・・・

といったことを目にはしたのですが、ピンとこなくて

あの機能もこの機能も欲しい、使うかもしれない・・・

とちっとも決められなかった私です。

 

ですが、今回、職業用ミシンとロックミシンを買いました。

踏み切れた理由は、何をしたいのかがハッキリとしたからでした。

 

リフォームのバイトをするようになって、ミシンをせっせと仕事で使っていたら、ミシンが身近になって、ちょっとあれ縫おう、これ作りたい!と気軽に思えるようになりました。

それはバイトをする前の思惑通りでした。

そんなある日、

 

「このような用途で使うこういったウェアが欲しいけれど、ドンピシャなものは売っていないので作れたらいいな」

 

という話を耳にしたのです。

それで、自分でデザインをして型紙引いて、とにかく一枚縫ってみました。

そしたらそれがそのまま採用されて、追加で作って欲しいと注文をいただけたのです!

 

試作品は、仕事場のミシンで縫わせてもらったけれど、何枚も縫うのに仕事場のミシンを使い続けるのは難しい・・・

でも、薄いポリエステルのすべすべ生地は、紙に挟んで縫おうともメンディングテープを貼ろうとも(これまでは薄手の生地はこのような工夫で乗り切ってたのです)、家庭用ミシンでは全く縫えなかったのです!

 

仕事場のミシンで仕上げたクォリティの、2枚目、3枚目を縫い上げる!

そのためのミシン!!

 

ということで、職業用ミシンとロックミシンを買うことにしました。

 

縫い上げたもので元をとるとかそんな算段はたっていないけれど

ミシン好きだし欲しいし

これからいろんなもの作りたい気持ちはあるし!!

買いたいんだもーん!!

 

そんな中、ネット販売する布ナプキンの縫い子さんも頼まれたりして

私はやっぱり職業用ミシンで良かったという流れなのでした。

 

どのミシンがいいのか、決められないときは

何を作りたいのかイメージできてないのじゃないかな、と思います。

具体的に作る予定を立ててから、あわせて買うのもアリだし

買わなくてもレンタルミシンや、ミシンカフェ、洋裁教室で使ってみる、作ってみて、自分にはこんな機能が欲しい、これはいらないな、ということがわかってから、探すのもアリだと思います。